- やりたいことはあるのに、結局ダラダラしてしまう。
- 仕事のやることが多すぎて、集中できない。
こういった、「自分の思うように行動できない」せいで、その日1日の時間を無駄にしてしまうことってありませんか?
そう言った問題をさくっと解決してくれるのが、
朝にその日の行動をプランニングし、メモに書き出す
ということです。
いわゆる『TODOリスト』ってやつ?
まぁ、そんな感じだね。
「やるべき行動をメモに書き出す」ことの効果
自分が今日やるべき行動は何かを明確化し、それを書き出しておくと何がいいのでしょうか。
それは、無駄な選択を排除できるということ。タスクをこなした後の「さて、次は何をしよっかなぁ」という選択を無くすことができます。
「何をしよっかなぁ」を減らすと何が良いの? その時の気分でやりたいことを決めたいのだけれど…。
行動を決めておくメリットはたくさんあるんだ。順に説明していくね。
①選択による脳の疲弊を減らす
人は毎日約70回もの「選択」を行なっていると言われています。
そして、その一つ一つの選択をこなしていくことで、人の脳はどんどん疲弊していってしまいます。
行動を明確化しておくことで、タスク完了後の「何をしよっかなぁ」と考える必要がなくなります。
一日の選択数が減り、脳の疲弊を抑えることができるのです。
② 後回しを防ぐ
また、人は選択肢が増えると決断を後回しにしてしまうこともわかっています。
いわゆる「ジャムの法則」というやつだね。
さらに、やるべき事を思いついても、脳はたったの5秒で「やらないための言い訳」を考えついてしまうのです。
これは「5秒の法則」だね、聞いたことはあるよ…。
あれもしたいけど これもしなくちゃ。
いや、先にご飯食べよっかなぁ。
どうしようかなぁ…。
と、何をするかが決まっていないと、無数の選択肢が頭の中に浮かんできます。5秒なんてあっという間です。
すると脳は選択することをやめてしまうのです。
まぁ…ちょっと疲れたし、とりあえずYoutubeでも見るか…。
という風に。
ぐ…。いつもの私を見ているようだ…。
メモしておくだけで、このような悲惨な状況を回避できるんだ。
「次何をすべきか」が明確なので、余計なことをせずに済むのです。
③ シングルタスクに集中できる
次に何をするかが決まっていないと、作業をしている途中でも「あれもしないとな、これもしないとな…」と常に次のことを考えてしまいます。
そのせいで、実際にあれもこれもと同時並行してしまうこともあるでしょうし、別のタスクに関する連絡が気になってメールやラインを細かくチェックしたりしてしまいます。
いわゆる『マルチタスク』という状態ですね。
マルチタスクは脳に負担をかけ、生産性を格段に下げることがわかっているんだ。
近年では、マルチタスクよりも一つのことに集中する『シングルタスク』のほうが仕事の効率がよくなると、様々な研究で証明されています。
プランニングのベストなタイミングは朝食後
一日の行動メモに書き出すのはどのタイミングがベストなのでしょうか。
脳にとってのゴールデンタイムを活用する
脳は目覚めてから約2時間前後が最もクリアな状態だと言われています。
特に、朝食後の約30分が脳にとってのゴールデンタイムと言われています。
この30分間というのが、人の判断力や自己コントロール力が一番高くなる時間帯です。
よって、その日の行動を決めるという重要な判断を要するプランニング作業は、朝食後がベストなのです。
昼に食べるものや、夕食の献立なども朝のうちに決めてしまおう。
朝食を食べない人はどうすればいい?
軽く運動してからプランニングするといいよ。
できれば紙のメモに書き出す
スマホのメモアプリより、できれば紙のメモがいいです。
スマホを開くと、誘惑が多く他のことをしてしまうリスクが高くなります。
また、「SNS開こうかな…、いや、やめよう」という風に自分を律することができるとしても、いちいちその選択をすることで脳は疲弊してしまいます。
いちいち取り出したり開いたりしなくてもいいように、壁などの見やすい位置にメモを張っておくのがオススメです。
付箋にしてデスクに貼ってもいいですし、カードで次やるべきことだけを見えるように重ねて置いておいてもいいでしょう。
私は、在宅勤務なので専用のホワイトボードを買おうかなと思っています
作業が完了したら、その部分のメモ書きに斜線を引いていくことで、達成感も感じることができます。
付箋だったら勢いよく剥がしてそのままポイ!っとできて気持ちいいよ。
途中でやるべきことが増えたら?
緊急の仕事や、朝のプランニングにはなかった作業をする必要が出てきてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?
その場合は、落ち着いてメモにその作業を書き加えます。
そして、再度その日の残りの作業量を確認し、今日のうちにできなくなってしまいそうな他の作業は、無理せずメモから削除し、明日に回しましょう。
メモにしておくことで、プランの変更も簡単に可視化できます。
私の実践例
実際に、私もこの方法を知ってから毎日実践しています。
そこで、ほんの一例ですが私の実践例を紹介しておきます。
例えば今日の行動メモの内容は以下のようになっています。
- 読書(速読)
- ブログを書く:全体像の執筆
- 洗濯回す
- 昼食は納豆ご飯と昨日のあまりのサラダ
- 洗濯干す
- ブログの続き:仕上げ(すでに午前で仕上がっていればネタ②の構成を考える)
- 休憩にコーヒーナップ15分
- 仕事(19時まで)
- 仕事①
- 仕事②
- 仕事③
- 買い出し・夕食
- 仕事終わらなかった部分(22時まで)
- お風呂
- ストレッチ
- 読書(熟読)
- 寝る
結構ざっくりなんだね
ブログは時間を気にせず書いて、余った時間で仕事は◯時までという流れが多いかな。
寝る時間は決めないの?
夜は眠くなったら寝るって感じだね。
朝の起きる時間はできるだけ一定にしてるよ。
各やるべき事をさらにTODOリスト化
これは仕事に関する部分だけですが、各仕事をとりりかかり始める時に、さらにそのタスク管理のためのTODOリストを書き出してから、作業に入るようにしています。
仕事のTODOリストは付箋に書いてモニターにベタベタ貼ってます。
これは朝にしとかないの?
あまり時間をかけすぎると朝の時間がなくなっちゃうからね。
仕事に関する細かいTODOは割と明確だから、決断力もいらないしね。
ブログを継続できるようになりました
一番の実感としては、ブログを継続できるようになったことでしょうか。
ブログ、書こうかな
と迷ってしまうことや、いざ書き始めようとしてから
何について書こうかな
と無駄に作業前に悩むことがなくなりました。
『書く』と朝にメモしておき、テーマもその時に決めておきます。
プランを立ててもその通りに行動できない人は
朝にやるべきことをちゃんと書き出しても、それを実行に移せないという人もいるでしょう。
そういった人たちがどうすればいいのかも、一応ご紹介しておきます。
自己コントロール力を高める
簡単に自己コントロール力を高める方法としては、『瞑想』が一番手軽です。
瞑想と聞くと、スピリチュアルな怪しいイメージを抱いてしまう方も多いと思いますが、脳科学・心理学で広くその効果は認められているものです。
私も一日に最低5分間は絶対にやるようにしています。
筋トレを習慣にしてもいいでしょう。
自己コントロール力も高まり、他にもいい効果がたくさんあります。(そのうち記事にまとめます)
悪い習慣を断ち切る
もしくは、悪い習慣が癖づいているせいで、どうしてもその習慣に手を出してしまうのかもしれません。
悪い習慣を断ち切るための詳しい方法は以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
(準備中…)
そもそも、「プランニングする」ということが習慣にできない場合
「朝にその日の行動をプランニングする」ことの大切はわかったけど、そもそもその行為自体が続かない人も結構いるのではないでしょうか。
そんな人はまず、毎朝の行動を習慣化する方法を学ぶ必要がありますね。
実はとっても簡単に、毎朝の行動を習慣化する方法があり、その話は以下の記事でまとめていますのでぜひご覧ください。
おわりに – 参考文献紹介
ここまで、「朝にその日の行動をプランニングし、メモに書き出すこと」の大切さについてご説明してきました。
冒頭でも軽く述べましたが、今回のこの話は、Daigoさんの「後悔しない超選択術」という本紹介されていたテクニックを元にしています。
「人生を後悔しないために日々の選択とどう向き合えばいいのか」について書かれていて、実践しやすいテクニックや、豊富な知識がぎっしり詰まっている本なので、ぜひ読んでみてください。
ちらっと見たけど、すごく読みやすいね。
そう、豊富な知識を読みやすくまとめてくれているんだ。
きっと、この本に救われる人はたくさんいるはずです。
朝の行動を変え、後悔の日々を抜け出していきましょう。