ストレス社会と呼ばれる現代において、私たちはストレスとどう向き合い、どう対処していけばよいでしょうか。
アメリカ心理学会(通称APA)が行った2007年の「Stress in America」世論調査では、米国の3分の1の人々が極端なレベルのストレスを経験していると報告しています。
さらに、およそ5分の1の人が、2日に1度の割合で高レベルのストレスを受けていると報告しています。
このような社会を生き抜くために、ストレスをコントロールできるようになることは非常に重要なスキルになってくるでしょう。
そんなこと言ったって、どうすればストレスをコントロールできるようになるんだよ!
と思ってしまうでしょうか? 大丈夫です、どうか安心してください。
ストレスを上手くコントロールするためのヒントを7つ、APAが発表してくれています。
今回は、その内容をまとめていこうと思います!
どのようにストレスを感じるかを理解する
人によって、どのようなストレスを感じるかは異なります。
なので、あなたがストレスを感じるのはどのような時か、まずは知っておきましょう。
また、ストレスを感じた時にあなたの考えや行動がどのように変化するか観察してみましょう。
ストレスの原因を特定する
どのような出来事や状況によって、あなたはストレスをより感じますか?
そのストレスはあなたの家族、健康、経済的な決断、仕事、人間関係、あるいは他の何と関係があるものでしょうか?
ストレスの原因を特定しなければ、対処することはできません。
自身のストレス反応を知る
人によって、ストレスを感じている時にどのような反応が起こるかも異なります。
集中力や決断をするのが困難になったり、腹を立てたり、暴走したり、頭痛や体の緊張を感じたり、やる気がなくなってしまうかもしれません。
あなたがストレスを感じている時、どのような反応を起こすのかを観察してみましょう。
普段行っているストレス対処法を認識する
あなたがストレスを感じた時、どのようにしてストレスに対処していますか?
ストレス発散のため、喫煙、飲酒、過食などの不健康な行動をしてはいないでしょうか。
そのような間違った対処を日常的に行ってしまってはいないか、それとも特定の状況で行ってしまうのか。
普段行っているストレス対処法を分析してみましょう。
健康的で正しいストレス対処法を知る
喫煙、飲酒、過食などの不健康で間違った対処ではなく、正しい対処を行いましょう。
瞑想、運動、友人や家族との会話など、健康的で科学的に正しいストレス解消法を行ってください。
自分を大事にする
食生活に気をつかい、十分に睡眠を取り、定期的な運動をしてください。
ヨガ、散歩、スポーツなど、心と体の健康を維持する活動を心がけましょう。
また、定期的に休暇も取ることを忘れないでください。本を読んだり、音楽を聴いたりするような単純なことであっても構いません。
生活がどれだけ多忙であっても、自分で休憩時間を作ってください。
周りのサポートに手を差し伸べる
協力的な友人や家族からのサポートを受けることで、ストレスレベルが減少します。
もし、すでにあなたがストレスに侵され続けているならば、心理学者と話してみることもオススメします。
まとめ
ストレスにどう対処していけばよいか、なんとなく分かっていただけたでしょうか。
最後に、簡単にまとめておきます。
- 自分がどのような時・どのような状況にストレスを感じ、どのような反応をしてしまうかを知る。
- 間違ったストレス解消法ではなく、正しいストレス解消法を行う。
- 自分を大切にし、周りから助けてもらう。