勉強のやる気が出ない原因はスマホかも!?無気力状態への対策法とは

  • 最近、勉強や仕事のやる気が出ない…。
  • すぐに休憩してスマホを触ってしまう…。
  • ダラダラとYoutubeを見て過ごしてしまう…。

という、やる気が出ない時や無気力状態が続いてしまう時ってありますよね。

実はそれ、スマホの使いすぎやネットの見すぎが原因かもしれません!

スマホを使いすぎると、『やる気』がどんどん失われていき、無気力状態になくなっていくのです。

ねこた

え、やる気が出ないからすぐに休憩してスマホ触っちゃうんだけど…。

くまやま

その休憩が、やる気を奪っている可能性が高いね。

ということで今回は、

  • 勉強や仕事のやる気が出ない原因
  • やる気を取り戻すための対策方法

について解説していきます!

目次

やる気が出る仕組み・やる気が出ない原因とは

私達は基本的に、脳の中で『ドーパミン』が分泌されることによってやる気を起こします。

ねこた

つまり、ドーパミンを増やせばやる気が回復するってこと?

くまやま

それも大事なんだけど、ドーパミンがただ出るだけでは意味がないんだ。

ドーパミンは、『ドーパミン受容体』と結合することによって初めて『やる気』につながります。

ドーパミンが分泌された時に、その受け皿となる受容体がないと意味がないのです。

つまり、やる気が無くなる原因には以下の2パターンあるのです。

  1. ドーパミン自体が不足している
  2. ドーパミン受容体が不足している
くまやま

この②を引き起こすのが、依存症や中毒症状なんだ。

飽き』も人がやる気を失う大きな要因ですが、今回の話とは少し別物なので、割愛します。

スマホ依存などによって、ドーパミン受容体が減少する

スマホ依存やネット中毒になっている人の脳を調べると、ドーパミン受容体が減少してしまっていることがわかっています。

ドーパミンが過剰に分泌してしまうことでドーパミン受容体が壊れていってしまうのです。

依存度が高ければ高いほど、受容体の量が減少していたそうです。

つまり、スマホ依存の人がいくら頑張ってドーパミンを出しても、受容体がぶっ壊れていてやる気につながらないのです。

薬物や肥満によっても同じようにドーパミン受容体が減少することがわかっています。

スマホ依存症・ネット中毒になる理由

スマホに依存してしまうのはなぜなのでしょうか。
対策法を考えるためにも、まずはそのメカニズムを知っておくことが大切です。

依存症・中毒になる原因には、主に以下の2つがあります。

  1. 「強烈な期待があるのに、実際の報酬が何もない」を繰り返す
  2. 「喜びが簡単に手に入るが、すぐに消えていく」を繰り返す

SNSやスマホゲームなどは①、LINEやメールの細かいチェックなどは②にあたります。

スマホには、依存に繋がる2つの要素が両方備わっているのです。

詳しい依存症のメカニズムについては、話すと長くなりすぎるので別の記事でまとめておきました。

くまやま

SNSやゲームによって脳がどういう状態になるか、気になる人はぜひご覧ください。

無気力脱出!やる気を取り戻すための対策方法

まずはスマホ・ネットに触れる回数を減らし、依存度を下げていくのが必須です。

それとともに、減ってしまったドーパミン受容体を回復させる必要があります。

スマホ依存・ネット中毒を改善する

まずは、自分が何に依存しているのか見極めます。

SNSなのか、スマホゲームなのか、Youtubeなのか…。

そして、どういった時にその依存対象を触ってしまうのかを観察し、原因を探しましょう。

例えば、SNSへの依存が高いのであれば、なぜSNSを見てしまうかを考え、対策します。

スマホを開いてすぐに目に入るせいで「つい開いてしまう」だけだったら、できるだけアプリが目に入らないようにあまり見ないフォルダの中にしまいましょう。

他の行動で置き換える

依存対象が気になってしまった時に、まずは他の行動で置き換えていくというのも効果的です。

例えば、SNSやYoutubeを開きたくなったら、まずニュースアプリをチェックする、脳トレ系のアプリを開くなど。

ドーパミンは10分でおさまるので、10分だけ他の行動へ置き換えることができればその欲求は消えていきます。

くまやま

まずは依存度の高いアプリからできるだけ離れよう。

それに慣れてきたら、『スマホを触る』という行動を、『本を読む』や『ラジオを聞く』などに置き換えていくと良いでしょう。

運動してドーパミン受容体を回復させる

スマホ・ネットによって失われたドーパミン受容体も回復させなくてはなりません。

ドーパミン受容体も回復には、筋トレなどの体を鍛えるトレーニングが効果的です。

「覚せい剤中毒患者」を対象にした実験で、筋トレやランニングで体を鍛えるとドーパミン受容体が増えることがわかっています。

くまやま

『手軽にとれる小さな喜び』を『じっくりかけて得られる大きな喜び』に置き換えていくことがポイントだよ。

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