仕事や勉強の途中、LINEやSNSの通知に少しだけ気が取られてしまうことってありますよね。
そのままちょっとだけ内容を確認してしまっても、「数秒くらいしか触っていないし問題ないだろう」と思っていませんか?
それ、大間違いです。
スマホをたった2.8秒触るだけで集中力が崩壊する
というのが、ミシガン州立大学の実験で判明したそうです。
え、2.8秒!?
かなり衝撃だよね。
たったの2.8秒で集中力が崩壊する
ミシガン州立大学とある実験で、
- 学生を対象にパソコンを使って集中力を必要とするタスクをこなしてもらう
- その途中で、広告のようなポップアップ画面を出す
- ポップアップ画面の表示時間を変えていき、どの時間で集中力が途切れるか調べる
という内容のものです。
この実験で判明したのが、
2.8秒ポップアップ画面を出すだけで、作業効率が半分に低下する
という衝撃的な結果でした。
つまり、人は2.8秒注意が逸れるだけで、その時の集中力が崩壊してしまうことが分かったのです。
ちなみに、4.4秒のポップアップ画面では、1/3まで作業効率が低下することもわかっています。
これは日常生活に置き換えると
- ラインの通知をちらっと読む
- 上司に声をかけられる
という些細なことでも、集中力が簡単に崩壊してしまうということです。
ちょくちょくラインの通知を気にするだけで、本来なら2時間で済むはずの作業時間が4時間、6時間と膨れ上がっていってしますのです。
集中力を途切れさせないための対策法
注意が逸れる要因を徹底的に排除していきましょう。
- スマホの通知は切る
- 集中し始める前に、しばらく話しかけないでほしいことを周りに伝えておく
などですね。
また、BGMをYoutubeで流している人は広告への対策も必要です。
途中で入ってくる広告をスキップしようとするだけで、結構時間奪われますよね。
スキップまで5秒は待たなくてはいけないので、その時点で作業効率はすでに1/3以下に低下してしまっています。
なので、YouTube Premiumに加入してしまうか、『lofi-hiphop系』のライブ配信動画などは広告が入ってこないので、BGMにオススメです!
スマホ依存になってしまっている人は
スマホの通知を切っていても、ついつい自分からスマホを触りにいってしまう『依存症』の人もいるかと思います。
そのような場合は、まずは『依存』への対策が必要になってくるでしょう。
人間の集中力が簡単に途切れる理由
人間はたった2.8秒妨害されるだけで集中が途切れてしまうという非常にデリケートな生物だったのですね。
では、なぜ人はそんな簡単に集中力が途切れるのでしょうか。
それは、人類の進化の過程に理由があるとされています。
集中力がすぐに切れないと生きていけなかった
人間は、集中が簡単に崩壊してくれないと生きていけなかったのです。
遥か遠い昔、我々の祖先が果物を採取していたとします。
その最中に木陰から「ガサガサッ」と音が聞こえたら、すぐにその音へ意識を向けないといけませんよね。
もしそれが猛獣だったら…
果物に集中したままだとそのまま殺されてしまうね…。
つまり、ちょっとした刺激で集中力が途切れる人の方が生き残ってきたのです。
参考動画
今回の話は、メンタリストDaigoさんの動画で語られていたものを整理してまとめたものになります。
本家の話が聞きたい人は、ぜひ以下の動画を御覧ください。